Instagram新機能「インスタント」が危険です!

近年、SNSでの「リアルな日常の共有」がトレンドとなる中、金融機関ではBeReal(ビーリアル)を介した秘匿情報の流出問題が発生して大問題になりました。

この金融機関の事件以外でも、撮影時の意図しない映り込みや、確認ステップのない即時投稿というものに、私は危機感を感じています。
ビジネスでは企業の社会的信用を揺るがす重大なセキュリティリスクとなります。
一般利用であっても、危険性が高い行為と感じています。

こうした背景の中、2026年5月中旬のInstagram(インスタグラム)の仕様変更により、同様の危険性がある新機能がリリースされてしまいました。
ビジネスアカウント運用者の間では、「誤爆のリスクが高すぎる」と全くもってその通りの困惑が広がっています。

新機能「インスタント(Instants)」の危険性と、企業アカウントを守るために今すぐオフ(非表示)にする手順を紹介します。

「インスタント」は予期せぬ誤爆リスクが高すぎる

Instagramのメッセージ(DM)画面に突如現れた「インスタント」、私も驚きました。

これはどんなものかというと、「加工・編集が一切できず、開いたら即消えるDM版ストーリーズ」という感じです。

基本的な機能と仕組み

設置場所: Instagramの「DM(メッセージ)画面」の右下に、写真が重なったような小さなアイコンが出現しています。

  • 動作: アイコンをタップすると専用カメラが起動し、シャッターボタンを押すと、いきなり相互フォローの相手に写真が送信されます。
  • 受信側: DM画面の右下に届き、一度閲覧するとその瞬間に消滅します。
    (スクリーンショットや画面録画はできないようです)

【重要】仕事に使っている人は、すぐにオフにしたほうがいい

確認もなしにそのまま一斉送信されてしまうという、危険極まりない余計なお世話機能。
これ、危機管理の厳しい会社では予期せぬ誤爆から懲戒処分につながる可能性すらあります。
「こんな機能が存在する」というだけでも許されない仕組みです。

手遅れになる前に、オフにすべきです。
社内の機密情報やデスクの様子、映り込んではいけない書類などが、操作ミスによって一瞬で外部に流出してしまうという、Instagramはじまって以来の激ヤバ仕様です。

【解決策】Instagramのインスタントをオフ・非表示にする手順|画像付き

Instagramの仕様変更は、各アカウントへ順次アップデートが配信されています。
画面に表示されていない場合は、アプリを最新版にアップデートしてご確認ください。

1.プロフィール画面右上の三本線メニューから進む

2.下にスクロールして、[表示されるコンテンツ]の「コンテンツ設定」を開く

3.「受信箱のインスタントを非表示にする」を【ON】にする

注意:DM画面でこのメッセージが出てきたら「後で」を選んでください。

なぜMeta社はこんなにも危険な機能を実装したのか

一見、ビジネス運用においてはリスクでしかないこの機能をMeta社が実装した背景には、もちろん利益の絡む思惑があります。

Meta社は、利益欲しさに有名人のなりすまし広告を放置していた(積極的に対策しなかった)例を見てわかるように、日本の大手企業に比べて「収益を追い求める姿勢」がとても強いのです。

「BeReal(ビーリアル)」のユーザーを取り込みたい

「BeReal」は、若年層を中心に、加工された写真よりも「盛らない、現在のリアルな日常をそのまま投稿する」というタイプのSNSです。爆発的な人気といえるくらいの盛り上がりです。
「お洒落だけど疲れるSNS」になりつつあったInstagramからナウなヤングが離脱するのを防ぐため、「加工なしのリアルなやり取りができる機能」を追加してきた形です。

Instagram中毒になって欲しい

現在のInstagramは、タイムラインの投稿を見る場所から、「仲の良い人同士がDMで密に連絡を取り合う場所」へと、アプリの役割を変化させたいと考えています。
一般公開のストーリーズではなく、あえてDMの中にこの機能を組み込むことで、ユーザー同士の密なコミュニケーションを活発化させ、アプリの起動回数や滞在時間を増やそうという……。

新機能「インスタント」は速やかにオフにして安全な運用を!

SNS運用において、意図しない写真が事前の確認なしに送信されてしまう機能は、リスクでしかありません。
直感的に「危ない」と感じた機能は、きっぱりとオフにして無視したほうが安全です。

そのうち、機能自体が撤廃されてくれるという可能性もありますが……
その前に、誤爆を防ぐために、オフに設定しておくことを推奨します!